鎌倉借景の家
土地探しから始めた新居探しは、葉山から鎌倉へ移動しました。そこでみつけた掘り出しものの土地は、廃墟が佇んでいる高低差2m以上の土地。 この高低差を工夫しながら生かしたプランです。 廃墟と土地の高低差でプランと申請、工事は容易ではありませんでしたが、そんなことは全く感じさせない存在で完成しました。
高低差を利用して2階リビングとしたことから、遠くの四季の様子もリビングのコーナー窓に入り込み、とても気持ちのいい借景が家族の団らんを演出してくれています。
不動産の視点からみると負の要素となる土地の高低差も、建築ではそれを活かすことにより掘り出し物を財産とすることができます。
・高低差のある土地
・廃墟となっている建物の存在
だけど場所と金額を考えると、ここしかない!と思うけど、住宅を建てられるのか?
高低差の難局をクリアするだけでなく、できる限り金額を抑えた手法を考慮しながら住みよいプランを提示してくれそう。
土地の高低差が2mを越していました。2mを超えると宅地造成法が適用され、別途崖に対する対処と申請が必要となります。これらを考慮しながら、いかに短期間で安くプランすることができるかが課題のひとつでした。役所との折衝や工事は少々手がかかりますが、高低差のある土地は、生かしようによっては、暮らしに広がりを与えてくれる貴重な土地となります。
そのひとつとして、家族で過ごすことの多い時間であるリビングを2階にしたことから、高低差+2階と高さをあげたことでリビングから望む景色は遠くの緑まで見渡すことができます。本当に気持ちのいい空間にすることができました。
高低差のある土地にお悩みの方は、是非お試しください。
2階リビングのコーナー窓からの明かりを臨む
高低差の土地+2階リビングならではの借景
コーナー窓の借景
ご主人様希望のハーフバス
将来間仕切り予定の子供部屋
コックピットのような場所に位置する書斎
壁と厚みを利用した簡易洞床